酵素ドリンクを飲んだ後に下痢が起こる原因は?

酵素ドリンクを飲んだ後に下痢が起こる原因は?

酵素ドリンクを飲んだ後の下痢は、ドリンクに含まれる糖分や果汁、甘味料などが体に合わないこと、濃い状態で多く飲んだこと、発酵由来の成分に反応したことなどが原因として考えられます。ただし、下痢の原因が酵素ドリンクとは限らず、感染性胃腸炎やほかの食事が関係している場合もあります。

まずは飲むのを中止し、水分を少量ずつ補給してください。強い腹痛、血便、繰り返す嘔吐、脱水のサインがある場合や、下痢が続く場合は医療機関に相談しましょう。

酵素ドリンクで下痢が起こる主な原因

酵素ドリンクは商品によって原材料や糖分量が大きく異なるため、下痢の原因も一つとは限りません。次のような可能性があります。

糖分や果汁が腸に負担をかけた

酵素ドリンクには、砂糖、果糖、果汁、シロップなどが含まれていることがあります。これらを一度に多く摂ると、腸内に水分が集まり、便がゆるくなることがあります。

特に、空腹時に原液のまま飲んだ場合や、短時間で大量に飲んだ場合は、下痢が起こりやすくなる可能性があります。商品に表示された希釈方法や1回量を守っていても、体質によっては合わないことがあります。

甘味料や添加物が体質に合わない

商品によっては、糖アルコールなどの甘味料が使われています。これらの成分は、人によっては一度に多く摂ると、腹部の張りや腹痛、下痢につながることがあります。

下痢が起きたときは、商品の原材料表示を確認し、砂糖類、果汁、甘味料、香料など、普段あまり摂らない成分が入っていないか確認してください。

発酵由来の成分や原材料が合わない

酵素ドリンクには、野菜や果物、野草、発酵食品など、複数の原材料が使われていることがあります。発酵食品や特定の植物原料でお腹の調子を崩しやすい人は、商品に含まれる原材料が合わなかった可能性があります。

ただし、原材料が多い商品では、どの成分が原因かを飲んだだけで特定することはできません。以前に食物アレルギーや特定の食品で体調を崩したことがある場合は、自己判断で飲み直さないほうが安全です。

濃い状態で飲んだ、または飲み過ぎた

酵素ドリンクを水などで薄めて飲む商品では、濃さや1回量が前提として決められていることがあります。濃い状態で飲んだり、複数回分をまとめて飲んだりすると、糖分などの摂取量が増え、下痢につながる場合があります。

「体に良さそうだから」と量を増やしても、下痢の改善や健康効果が高まるとは限りません。下痢が起きた場合は、量を減らして続けるのではなく、いったん中止して原因を確認してください。

空腹時や体調不良時に飲んだ

食事を抜いているときや、すでに胃腸の調子が悪いときは、普段なら問題のない飲み物でも刺激になることがあります。ファスティングや食事制限中に酵素ドリンクだけを飲んでいる場合は、飲み物そのものだけでなく、食事量の変化が下痢に関係している可能性もあります。

酵素ドリンク以外の原因が重なっている

飲んだ後に下痢が起きても、酵素ドリンクが原因とは限りません。食中毒や感染性胃腸炎、ほかの食事、冷え、ストレス、薬やサプリメントなどが関係していることもあります。

同じ時間帯に食べたもの、家族や周囲の人の体調、発熱や吐き気の有無も確認すると、原因を考える手がかりになります。

酵素ドリンクを飲んだら下痢になったときの対処法

原因がはっきりしない間は、酵素ドリンクをいったん中止し、脱水を防ぐことを優先します。

  1. 酵素ドリンクやサプリメントの使用を中止する。
  2. 水や経口補水液などを、一度に大量に飲まず少量ずつ補給する。
  3. 食べられる場合は、消化しやすいものを少量から摂る。
  4. 商品の名前、飲んだ量、飲んだ時刻、下痢の回数、ほかの症状を記録する。
  5. 症状が続く、または悪化する場合は、記録を持って医療機関に相談する。

下痢のときは、アルコールや大量のカフェイン、脂っこい食事などを控えると、胃腸への負担を抑えやすくなります。乳幼児、高齢者、妊娠中の人、持病がある人は脱水が進みやすいため、早めに医療機関へ相談してください。

下痢が治まったら飲み直してもよい?

原因が分からないまま、すぐに飲み直すのは避けてください。下痢が酵素ドリンクによるものか判断できないうえ、再び症状が出る可能性があります。

どうしても再開を検討する場合でも、症状が完全に治まり、商品の表示内容を確認したうえで、医師や薬剤師に相談してください。特に、飲むたびに下痢になる、少量でも症状が出る、じんましんや唇の腫れ、息苦しさがある場合は、再度試さないでください。

なお、酵素ドリンクは商品ごとに原材料や栄養成分が異なります。「酵素」という名称だけで、下痢の原因や健康への影響を一律に判断することはできません。

医療機関に相談したほうがよい症状

次の症状がある場合は、酵素ドリンクを中止して、早めに医療機関へ相談してください。

  • 血便、黒い便が出た
  • 強い腹痛や高熱がある
  • 水分を飲んでも吐いてしまう
  • 下痢が何度も続き、尿が少ない、口が強く乾く、立つとふらつく
  • 下痢が改善せず、長引いている
  • じんましん、顔や唇の腫れ、息苦しさがある

息苦しさや喉の腫れなどが急に出た場合は、重いアレルギー反応の可能性があるため、救急相談や救急受診を検討してください。

酵素ドリンク後の下痢は、まず中止して原因を確認する

酵素ドリンクを飲んだ後の下痢は、糖分や果汁、甘味料、原材料、飲む量や濃さなどが関係している可能性があります。一方で、胃腸炎やほかの食事が原因のこともあるため、酵素ドリンクだけが原因だと決めつけることはできません。

最初に飲むのをやめて水分を補給し、商品の原材料と飲んだ量、症状の経過を確認してください。強い症状や脱水のサインがある場合、または繰り返し下痢になる場合は、自己判断で再開せず医療機関に相談しましょう。