酵素ドリンクを飲んでも、飲み会で摂取したアルコールや料理のカロリーを帳消しにはできません。ダイエット中の飲み会対策として使うなら、食事の代わりにして我慢するのではなく、酵素ドリンクの糖質・カロリーを確認したうえで、飲酒量や料理の選び方を調整することが大切です。
酵素ドリンクは飲み会対策になる?
酵素ドリンクを飲むこと自体が、アルコールの吸収を抑えたり、脂肪の燃焼を促したりするとは限りません。商品名に「酵素」とあっても、飲み会のカロリーを減らす飲み物として扱うことはできません。
また、酵素は一般にたんぱく質でできた成分で、口から飲んだ場合は消化の過程で分解されます。そのため、酵素ドリンクを飲めば体内の酵素が増えて、食べたものを特別に分解できると考えるのは適切ではありません。
飲み会対策として考えるなら、酵素ドリンクは水分や糖分を含む飲料の一つです。アルコールや料理の代わりに飲むことで、飲み会全体の摂取量を調整できる場合はありますが、商品ごとのカロリーや糖質を確認する必要があります。
ダイエット中に酵素ドリンクを飲むときの注意点
酵素ドリンクには、糖類や果汁などを含む商品があります。「健康によさそう」「置き換え用」といった印象だけで判断せず、栄養成分表示を確認しましょう。
- 1回分のカロリー
- 糖質または炭水化物の量
- 希釈した後の量とカロリー
- 食事の代わりにする商品かどうか
- アレルギー表示や、摂取を控えるべき人への表示
原液を水で薄める商品では、薄めても原液に含まれるカロリーがなくなるわけではありません。たとえば、原液1回分が50kcalなら、水で何倍に薄めても、全量を飲めば基本的に摂取するカロリーは50kcalです。
さらに、酵素ドリンクを飲んだからといって、飲み会前に食事を抜くのはおすすめできません。空腹で飲酒すると、酔いやすくなったり、飲み会中に食べ過ぎたりすることがあります。
飲み会前にできるダイエット対策
飲み会前は、酵素ドリンクだけで済ませるより、消化しやすい食事を少量とっておくほうが、極端な空腹を避けやすくなります。
- 飲み会まで時間がある場合は、普段どおりに食事をとる。主食、主菜、副菜を極端に減らしすぎないようにします。
- 直前に空腹が強い場合は、たんぱく質や野菜を含む軽食を選ぶ。無糖ヨーグルト、ゆで卵、豆腐などが候補になります。
- 酵素ドリンクを飲む場合は、軽食や飲み会の食事と合わせた総量で考える。追加の飲み物として飲むなら、その分のカロリーも計算します。
- 飲み会の前に水や無糖のお茶を飲む。アルコール飲料だけを続けないための準備になります。
ただし、飲み会前の食事内容は体調や持病、服用中の薬などによっても変わります。飲酒を避けるよう指示されている人は、酵素ドリンクを飲んでも飲酒できるようにはなりません。
飲み会中は何を選ぶと調整しやすい?
飲み会中は、酵素ドリンクを追加するより、アルコールの量と料理の組み合わせを調整するほうが、摂取量を管理しやすくなります。
| 選ぶポイント | 具体例 | 注意点 |
|---|---|---|
| 飲み物 | 水、無糖茶、炭酸水をはさむ | ノンアルコールでも糖分やカロリーを含む商品がある |
| 料理 | 刺身、冷ややっこ、焼き魚、焼き鳥、野菜料理 | たれ、マヨネーズ、揚げ衣でカロリーが増えることがある |
| 食べる順番 | 野菜料理や主菜を先に食べる | 順番だけでアルコールや料理のカロリーがなくなるわけではない |
| 量の調整 | 大皿料理を少量ずつ取り分ける | 「少しずつ」でも合計量が増えないよう確認する |
揚げ物、締めの麺やご飯、糖分の多いカクテルやチューハイを重ねると、アルコール以外のカロリーも増えやすくなります。すべてを禁止する必要はありませんが、食べたい料理を最初に少量選び、飲み物は水や無糖のお茶もはさむと調整しやすくなります。
飲み会後に酵素ドリンクだけで調整してもよい?
飲み会後の食事を酵素ドリンクだけにして、摂取カロリーを極端に減らす方法は避けましょう。飲酒後は脱水気味になっていることもあるため、まず水分をとり、体調に応じて消化しやすい食事を選びます。
翌日に体重が増えていても、すぐに脂肪が増えたと判断することはできません。飲食量、塩分、水分量、胃腸に残っている内容などで、一時的に体重が変わることがあります。酵素ドリンクで急に調整するより、次の食事から普段の量に戻すことが基本です。
- 水や無糖のお茶を少しずつ飲む
- 体調が悪いときは無理に食事や運動をしない
- 翌日に極端な断食をしない
- 普段の食事量と睡眠に戻す
吐き気、意識がぼんやりする、呼吸がおかしい、立てないなどの症状がある場合は、ダイエットや酵素ドリンクで対処せず、周囲に助けを求めてください。
酵素ドリンクを飲み会対策に使うなら、どんな人に向いている?
酵素ドリンクは、飲み会のカロリーを減らす目的よりも、商品の味や飲みやすさを気に入っていて、普段の飲み物の一つとして取り入れたい人に向いています。
一方で、次のような目的には向きません。
- 飲み会で食べた料理を帳消しにしたい
- アルコールの酔いを抑えたい
- 二日酔いを防ぎたい
- 酵素の働きで脂肪を特別に燃焼させたい
- 飲み会前後の食事をすべて置き換えたい
置き換え用の商品を使う場合でも、商品に表示された方法や栄養成分を確認してください。妊娠中、授乳中、治療中、薬を服用中の人、食事制限が必要な人は、自己判断で食事を置き換えないほうが安全です。
ダイエット中の飲み会で最初にすること
まず、飲み会前に酵素ドリンクの栄養成分表示を見て、1回分のカロリーと糖質を確認してください。そのうえで、食事を抜かず、飲酒量を決め、水や無糖のお茶をはさみながら料理を選びます。
酵素ドリンクは飲み会の“帳消し”にはなりません。使う場合は、カロリーのある飲み物として普段の食事全体に組み込み、飲み会後に極端な断食をしないことが、無理なく続けるための基本です。







